環境設備・工業炉

 弊社は設立当初(1981年)より長年にわたり様々な燃焼設備を手掛けてまいりました。この豊富な経験を、熱工学、燃焼理論、流体力学などに基づいた設計に活用し、高効率、省エネルギー、コンパクト、長寿命な高効率設備を設計・製作しています。既設設備の省エネ対策・燃料転換なども是非ともご相談下さい。

工業炉 一例

脱臭炉

最大出力3,700,000kcal/h
処理温度800℃
処理風量12,000N㎥/h
燃料LNG
バーナーMagna Flame
North American製
バーナー
タイプ
ノズルミックス

 

 

脱臭炉

最大出力7,500,000kcal/h
処理温度800℃
処理風量24,000N㎥/h
燃料LPG
バーナーCF Burner
Maxon製
バーナー
タイプ
ラインバーナー

 

熱風発生炉

最大出力4,500,000kcal/h
処理風量18,000N㎥/h
処理温度600℃
燃料LNG
バーナーLV Burner
Maxon製
バーナー
タイプ
ラインバーナー
備考防爆仕様

間接加熱式
アニール炉

最大出力100,000kcal/h
熱交性能72kw
処理温度200℃(MAX)
燃料LPG
バーナーGS-10
オリンピア工業
バーナー
タイプ
ノズルミックス
パッケージング

 

燃焼制御方式 一例

面積制御方式

<長所>
・機械的バルブの組み合わせなので、安定している
<短所>
・微量流量時の調整が出来るバルブは高価

圧力制御方式

<長所>
・価格が安価
・調整が簡単
<短所>
・炉内圧、バーナー内圧の影響を受けやすい

フローバランス制御方式

<長所>
・調整が簡単
・色々な外乱に対応できる
 (排熱回収した燃焼空気の使用が可能)
<短所>
・圧力制御方式と比べると若干高価

電子空燃比制御方式

<長所>
・色々な外乱に対応できる
(排熱回収した燃焼空気の使用が可能)
・空燃比設定が簡単・拡張性がある。
(低燃焼時のみ過剰空気にする等)
<短所>
・圧力制御方式と比べると若干高価
・制御方式が多少複雑

バーナータイプ 一例

ハイスピードバーナー
(ノズルミックスバーナー)

<特徴>
・火炎スピードが速い為、炉内の対流・撹拌能力に
 優れている
・過剰空気での燃焼が可能
(サーマルターンダウンが大きい)

ラインバーナー

<特徴>
・処理ガス(空気)を燃焼空気として
 使用するため省エネになる
・処理ガスが直接バーナーを通過するため、
 脱臭・脱煙・OFFガス処理に有効

ホットエアバーナー
(ノズルミックスバーナー)

<特徴>
・加熱された燃焼空気を使用できる
・排熱利用し過熱させれば省エネになる

その他、様々なバーナータイプがあります。
(セルフレキュペバーナー、プレミックスバーナー、デュアルフューエルバーナー等)
用途に合わせ、バーナータイプ、前項の制御方式含めご提案いたします。

 

燃焼装置更新、燃料転換、炉内断熱更新 一例

燃焼装置更新

燃焼バーナー、燃焼機器、配管、制御盤等
必要に応じて更新を行います

  • 廃番になってしまったバーナー・燃焼機器など代替機種で対応します
  • 熱まわりが悪い、温調が安定しないなど問題があれば改善案をご提案します
  • 機器が古く新JIS対応していない場合、更新により新JIS対応します
  • 燃焼制御をPLCで行っている場合、新JISに対応するよう更新します。更新に伴うPLCプログラムの変更も弊社で行なえます。

燃料転換

LPG→LNGに転換します
必要に応じ燃焼バーナー、燃焼機器を更新します

LPG→LNGに転換することで、CO2排出量を16%削減できます

排熱回収

排気熱を熱交換器により改修し燃焼空気を予熱します

燃費向上が見込めます。またCO2排出量削減につながります

炉内断熱更新

バーナータイル、炉内断熱を更新することにより、熱まわりや断熱性能が向上し、燃費改善が見込めます

ファン更新

廃番となってしまったファンでも、現行の相当機種を選定し、必要に応じ相ダクトまで製作し更新します